中村屋のボース

Posted on 19/10/2011

中島岳志/白水社/2005年 R.B.ボース。1915年、日本に亡命したインド独立の闘士。新宿・中村屋にその身を隠し、インドの独立を画策した。インドと日本の狭間で引き裂かれた、懊悩の生涯。四六判上製。

ひょんな縁で知り合った中島さん。ずっとやりたかったインド関連本の装丁。いざ取りかかってみると、「インド」という枠を超えた素晴らしい作品だった。打ち合わせの帰り道、電車の中でゲラを読みながらボロボロ泣いた。(学術書だというのに!) ジャケットの写真は、ボースさんの遺品のなかにあったもの。まっすぐな眼差しに胸がつまった。これはまっこうから取り組むしかない仕事だと思った。このような本に関われたことを誇りに思う。

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