白い黒人

ネラ・ラーセン(植野達郎訳)/春風社/2006年 肌の白い二人の黒人女性。ひとりは白人として、ひとりは黒人として暮らす。黒人女性文学の古典「パッシング」の初訳!四六判上製。


◎翻訳小説の装丁は楽しい。原著と同じ雰囲気にするのは簡単だが、読者は日本人。いかにその雰囲気を届けるか、とてもやりがいがある。この本では大量の黒人女性のセルフポートレイトを見まくった末に、この不思議な人形の写真を選んだ。黒人小説だが、黒人はうつっていない。そしてタイトルはよくみると、白インク押し。見返しは表1と表4側で微妙に違う色。造本にはいろんな意味が隠されている。

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