Tamonolog

6月30th

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ずいぶん前の写真だ。1996年くらい。
アーンドラ・プラデーシュ州のプッタパルティという小さな町に暮らしていたとき。
家から歩いて30分くらいのところにあるタマリンドの林へ
散歩するのが日課だった。

林の木陰には、小さなクリシュナの祠。
牛飼い、羊飼い、豚飼い…
いろんな動物と人が涼しい影を求めて集まっていた。
ごろりねそべり、豚と寝ていた少年が、
カメラを持っているぼくをみて、
家の自慢の豚を撮ってくれとおきあがった。
豚をさわる手つきがちがう。
牛飼いは牛を、羊飼いは羊を、
そして豚飼いは豚を、
ほんとうに大事に、やさしく、愛おしんでいた。

日本には「この子は家族」と言い、
ペットの子犬をバックに入れて持ち歩く人たちがいるが、
ぼくはあの光景をみるたびに、どうかと思う。
動物虐待なんじゃないか、と思う。

影の下では、けものも、人もみな、おだやかな顔をしている。

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