news – 矢萩多聞の本 http://tamon.in/book Tamon Yahagi's Books Sat, 28 May 2022 14:15:00 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=7.0 推薦コメント、続々と http://tamon.in/book/2022/05/23/news-4/ Mon, 23 May 2022 02:42:44 +0000 http://tamon.in/book/?p=1782 ありがたいことに『美しいってなんだろう?』を読んでくださった人たちから、推薦コメントがつぎつぎに届いています。みなさんのことばをみていると、この本はいろんな人に好いてもらえそうだな、と予感がします。

大切なのは、よく見ること。
すると、一片の花びらに、泥まみれのコケに、いつもの町の風景に、奇跡のような「いのち」が現れている。
それが、そのまま美しい。わたしたちの毎日は、そんな世界の一部だ。
ささやかで何気ないものを抱きしめると、そこに自ずと美が立ち現れる。
多聞さんとつたちゃんは、そんなことをそっと教えてくれる。
中島岳志

中島さんとは彼の代表作『中村屋のボース』(白水社)から、最新の『思いがけず利他』(ミシマ社)まで、ながい付き合いで、ずっと装丁を担当させてもらっています。
娘がまだ1、2歳のときに、家族で中島さんの札幌の家に泊めてもらったのですが、つたが犬のようにいろんな本の角をがりがり食べてしまって、みんなで大笑いした記憶があります。あのとき本を噛んでいた子が、こんなふうに文章を書いて、本になったんだよ、と親戚のお兄ちゃんに声かけるみたいに、ゲラを読んでもらいました。本書には若いころの中島さんが登場するシーンがあって、ぼくはこのページが大好きです。

モリしゃん、と飛びついてきた3歳のつたちゃん。ぐずったり、笑ったり、マントラ唱えたり、箪笥の上から飛び降りたり。つたちゃんの演じてくれた寅さんの紙芝居も、落語で一席も私にとって美しい記憶。つたちゃんは孫のような気がする。多聞さんは息子のような年なのに、なぜかお兄さんみたいな気がする。多聞さんが9歳で出会ったネパールやインド、心ふるえる父の思い出が、つたちゃんの体験とスパークして、私の子ども時代の記憶を呼び起こす。
「灰のなかにのこった悲しみは、よいわるいの物語を超えて、美となり、だれかの救いとなった」
近頃読んだ一番美しい文章です。
森まゆみ(作家)

森さんもぼくに装丁をよく頼んでくれる作家のひとりですが、個人的にも家族ぐるみでお付き合いしていて、森さんが京都に遊びに来るたび、だいたいわが家で一緒にごはんを食べます。娘が赤ん坊のころからよく遊んでくれて、うちの子たちは「京都の孫」ということになって、世界思想社の森さんの連載にもエピソードを書いてくれました。一流の作家であり、長年「谷根千」とともに町の失われゆく美しさをすくいとってきた森さんに、こんなコメントを書いてもらえて感激してます。

多聞さんのお母さんの話に、わたしの母の面影を見た。
つたちゃんの文章は子どものころのわたしを思い出させた。
読む人それぞれの人生が心に浮かぶ、鏡のような文章。涙が溢れる。
愛おしい人たちとともに、人間が憧れ続ける美しさとともに、わたしも生きていきたい。
佐々木美佳(映像作家、文筆家)

『美しいってなんだろう?』の本の1ページ目は、インドの詩人ラビンドラナート・タゴールの詩の一節からはじまります。あとがきでも少し触れたのですが、この本と佐々木美佳さん撮ったすばらしいドキュメンタリー映画『タゴール・ソングス』は見えない糸でつながっていて、ぼくは100年前のタゴールのことばにはげまされるようにして、この本を書きあげたのでした。観る人それぞれが、自分の姿のかけらをみつけられるのが映画『タゴール・ソングス』の魅力のひとつだったのだけど、佐々木さんが『美しいってなんだろう?』にもおなじような感情を抱いてくれたのはほんとうにうれしいことです。

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細川貂々さんの推薦コメント http://tamon.in/book/2022/05/19/news-3/ Thu, 19 May 2022 13:00:43 +0000 http://tamon.in/book/?p=1725 今日は漫画家の細川貂々さんのコメントを追加しました。

私は昔の目薬ビンをとても美しいと感じているけれど、同じように感じてくれる人はほとんどいない。川、壁、石、文字、ことば…そういうモノも私は美しいなあと感じることが多い。多聞さんとつたちゃんもそういうモノに美しさを感じてくれてるのでホッとした。
美しいって感じるコトやモノは、人や場所、時間によってそれぞれ違う。どんなときにどんなことを美しいと感じるか、もう一度考えてみようかなあと思える本です。
細川貂々(漫画家)

『ツレがうつになりまして』や「『それでいい』シリーズ」などのコミックエッセイが人気の貂々さん。発達や特性のこと、こころのこと、なんかうまくいかないモヤモヤについて、立ち止まって考えたり、開き直ったり……彼女の本はどれも好きです。

美しい目薬のびん、想像してほこっとしてしまいました。このかたちじゃないとだめなんだよなぁ、とか、この手ざわりが心地いいんだよなぁ、とか、ぼくらのまわりにはそういうものがたくさんあるけれど、他人には理解できないことが多い。たぶん、それは親子でもおなじではないのでしょう。

『美しいってなんだろう?』は、ぼくはこれがいいとおもう、そう? わたしはこっちがいい、というのをずっとくりかえしているうちに、似ているところ、似ていないところがあぶりだされていく、ふしぎな本です。

他人とすべてを共感できなくていいんだけど、それぞれが美しいとおもえるものを、それぞれにおもしろがって、なーんだ、それでいいんだ、という気持ちになる。そういう瞬間って、美しいな、とおもいます。

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松村圭一郎さんのコメント http://tamon.in/book/2022/05/18/news-2/ Wed, 18 May 2022 04:12:38 +0000 http://tamon.in/book/?p=1690 今日は文化人類学者の松村圭一郎さんのコメントを追加しました。

万物がめぐり、出逢いと別れをくり返す。そんな偶然でありながら、必然でもある世界に住まうこと。矢萩多聞さんと娘つたさんのやわらかな眼差しは、この世界との向き合い方の内側に美しさが宿るのだと気づかせてくれる。

松村圭一郎(文化人類学者)

本のあとがきでもすこし触れているのですが、『美しいってなんだろう?』をかきはじめたきっかけは、京都の誠光社で行われたイベント。『文化人類学の思考法』という本の刊行を記念して、松村圭一郎さんと石井美保さん、ふたりの人類学者とぼくの三人でおしゃべり。ぼくは大量の写真をスライドで見せながら、ひたすらインドの美しいところを列挙しまくる、ということをやったのです。それを見た世界思想社の編集者・望月さんから、「あれのつづきを文章で書いてみませんか?」と依頼されたのが2019年夏のころでした。

十代のとき、頼まれもしないのにインドで地図や辞書づくりをやっていたぼくについて、「多聞さんは生まれながらのフィールドワーカーですよ」と松村さんが表現してくれて、天にのぼるほど嬉しかった。今回の本でも、半分は聞き書きのような気持ちで文章を書いていて、一筋縄ではいかない執筆を励ましてくれたのは松村さんの言葉でした。

本ができたら、松村さん、石井さんと、ふたたびおなじ場所で、またトークイベントやりたいな、と思っています。

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推薦コメントを追加しました http://tamon.in/book/2022/05/17/news/ Tue, 17 May 2022 05:05:13 +0000 http://tamon.in/book/?p=1668 まだ全然宣伝をはじめていないのですが、昨日、公式サイトをオープンしたら、さっそく特装版の予約注文がたくさん届いています。ありがとうございます。発売までにがんばってつくっていきたいとおもいます。

今日は推薦コメントに伊藤亜紗さんのことばを追加しました。

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ふとした瞬間に、人は理由もなく魅入られる。
何かを美しいと思う気持ちは恋にも似ていて、「これこそ自分の求めていたものだ」と確信する瞬間はこの上なく甘美だ。
しかし、移りゆく時間のなかで、世界は私から奪いもする。美は冷たく、残酷だ。
その波間を小舟でゆく旅人のような多聞さんとつたちゃん。二人の言葉は、語っているのにまるで聞いているかのように澄んでいる。

伊藤亜紗(美学者)

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『どもる体』『目の見えない人は世界をどう見ているのか』『手の倫理』など伊藤亜紗さんの本はすごく好きなものが多くて、いつかお会いしたい人のひとりでした。今回コメントをいただくためにゲラをお送りしたのが初接触! 「波間を小舟でゆく旅人」ということばにジーンときてしまいました。この本、対話の本だけど、記憶と親子をめぐる旅の本でもあるのですよね。

推薦コメントは今後も毎日追加してきます。すばらしいことばがいっぱいで、はやくみなさんにお見せしたいです。こうご期待…!

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webサイトをオープンしました http://tamon.in/book/2022/05/16/hello-world/ Sun, 15 May 2022 20:00:54 +0000 http://tamon.in/book/?p=1 『美しいってなんだろう?』(矢萩多聞、つた/世界思想社刊)の公式webサイトをオープンしました。まだシンプルな内容ですが、これから読めるところがちょっとずつ増えていきます。まずは発売までカウントダウン的に更新していきます。どうぞよろしくおねがいいたします。
(た)

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