本の縁側 at ののいちカレード
2019年3~6月京都dddギャラリーで好評のうち幕を閉じた矢萩多聞の装丁展「本の縁側」が、金沢県野々市市ののいちカレードに巡回することになりました。
ののいちカレードは、とても立派な総合図書館で、ギャラリーも広びろ、京都に比べて展示面積も2倍以上です。
今回の巡回展では、これまで装丁した本500冊超を手にとって見られるのはもちろん、新たに「一冊の本ができるまで」という展示を追加。著者から読者へ至るまでのさまざまな工程、そこに関わる人たちを紹介します。いつもお世話になっているイラストレーターや原画や写真、ここでしか見られないラフ画などもお目見えします。『本を贈る』(三輪舎)に登場するあの人の道具や映像も並べます!
京都の展示とはひと味もふた味も違う、もりだくさんの内容となりそうです。
北陸の本好きのみなさん、よろしくおねがいいたします。
★9月26日のオープニングには、ぼくが在廊しているほか、10月12日、13日にはワークショップとギャラリートークもあります。お見逃しなく!
ワークショップ
10月12日 10:30~
「めくるめくチャーイの世界」
縁側といえばお茶。インドではミルクとスパイスをたっぷり効かせた紅茶チャーイが親しまれています。チャーイにまつわる小話とともに、そのレシピを紹介します。(場所:キッチンスタジオ/対象:中学生~大人/定員:20名)
10月13日 10:30~
「紙は生きている―切り絵で絵本をつくろう」
色紙の切れはしを組み合わせて、動物や植物、昆虫など「いのちあるもの」をつくり、じゃばらの絵本に仕立てます。(場所:おはなし会コーナー/対象:3歳~大人。未就学児は要保護者同伴/定員:12名)
ギャラリーツアー
10月12日 13:00~
「矢萩多聞と本づくり」
500冊を超えるこれまでの装丁作品のなかから、矢萩多聞の本づくりを変えた大切な10冊を選び、作家自身が解説します。(場所:市民展示室・オープンギャラリー/対象:どなたでも/定員:30名)
10月13日 13:00~
「紙と印刷をめぐって」
展示中の本のなかから、とくにユニークな紙と印刷製本を採用したものをクローズアップ。製作秘話も交え、作家自身が紙の本の魅力と可能性を語ります。(場所:市民展示室・オープンギャラリー/対象:どなたでも/定員:30名)
●イベントはすべて参加費無料です。
●9月1日(日)から参加申込の受付を開始します。ののいちカレードへお電話(TEL076-248-8099)、もしくは直接窓口にてお申し込みください。