まだ全然宣伝をはじめていないのですが、昨日、公式サイトをオープンしたら、さっそく特装版の予約注文がたくさん届いています。ありがとうございます。発売までにがんばってつくっていきたいとおもいます。
今日は推薦コメントに伊藤亜紗さんのことばを追加しました。
===============
ふとした瞬間に、人は理由もなく魅入られる。
何かを美しいと思う気持ちは恋にも似ていて、「これこそ自分の求めていたものだ」と確信する瞬間はこの上なく甘美だ。
しかし、移りゆく時間のなかで、世界は私から奪いもする。美は冷たく、残酷だ。
その波間を小舟でゆく旅人のような多聞さんとつたちゃん。二人の言葉は、語っているのにまるで聞いているかのように澄んでいる。
伊藤亜紗(美学者)
===============
『どもる体』『目の見えない人は世界をどう見ているのか』『手の倫理』など伊藤亜紗さんの本はすごく好きなものが多くて、いつかお会いしたい人のひとりでした。今回コメントをいただくためにゲラをお送りしたのが初接触! 「波間を小舟でゆく旅人」ということばにジーンときてしまいました。この本、対話の本だけど、記憶と親子をめぐる旅の本でもあるのですよね。
推薦コメントは今後も毎日追加してきます。すばらしいことばがいっぱいで、はやくみなさんにお見せしたいです。こうご期待…!
Comments are closed